2020年12月15日 / 最終更新日時 : 2020年12月15日 AK 新着情報 偉人のうつ病 トルストイ その6 懺悔2 1879年(明治12年)に書き終わった「懺悔(ざんげ)」の中で、51-52歳のトルストイは、「振り返って30年も40年も生きてきた今に至り、頭脳が完全に固まり、人生には何物もなく、ただ残酷で愚劣なだけであるという結論に […]
2020年11月30日 / 最終更新日時 : 2020年11月30日 AK 新着情報 偉人のうつ病 トルストイ その5 懺悔1 トルストイは、1882年に「懺悔(ざんげ)」を完成しています。岩波文庫の原久一郎訳「懺悔」は、昭和10年に出版されましたが、私は昭和48年の第33版を入手しました。訳者の原は「真摯な告白」と評していますが、彼は正直すぎ […]
2020年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年10月15日 AK 新着情報 偉人のうつ病 トルストイ その4 思想について トルストイは、67歳の時に、「3つのたとえ話」で自身の思想について語っています。(八島雅彦著「トルストイ」清水書院)から抜粋してみます。 第1のたとえ話 いい牧草地に雑草が茂ってしまいました。たまたま牧草地を訪ねて […]
2020年10月1日 / 最終更新日時 : 2020年10月1日 AK 新着情報 偉人のうつ病 トルストイ その3 不器用な生き方 レフ・トルストイは、ロシアの裕福な貴族の家庭の四男として生まれたものの、2歳のとき母親を病で失い、9歳の時に父親も失いました。二宮金次郎より早く両親を失っています。とても感じやすく、泣き虫な子でした。幼少期から考えるこ […]
2020年9月6日 / 最終更新日時 : 2020年9月15日 AK 新着情報 偉人のうつ病 トルストイの場合 その1 トルストイは、1828年8月28日にロシア中部のヤースナ・ボリャーナという村に、伯爵家の四男として生まれ、レフ・トルストイと名づけられたました. レフとは、ライオンという意味らしいです。レオとかレオナルドに近いのでしょ […]
2020年8月10日 / 最終更新日時 : 2020年8月10日 AK 新着情報 偉人のうつ病 ヘッセと金次郎の興味深い共通点 はじめに 今回の企画について 偉人のうつ病を紹介してきましたが、ヘッセも自分のうつ病の様子を記載しています。ヘッセは、釈迦のことを書いた「シッダルタ」があります。どうして、ドイツ人がゴータマシッダルタの物語を書くのだろ […]
2019年12月4日 / 最終更新日時 : 2020年6月13日 AK 新着情報 偉人と偉人のつながり、共通項について 尊徳 益軒 二宮金次郎、尊徳(以下すべて敬称略)のことについては、シリーズで書かせていただきました。金次郎は、薪を背負いながら読書している像が有名ですね。幸田露伴本の挿絵からイメージされたようです。それが歩きスマホを連想させるため […]
2019年10月4日 / 最終更新日時 : 2020年6月11日 AK 新着情報 優しくありなさい 偉人の名言? 3 「優しくありなさい。あなたの出会う人々は皆,困難な闘いに挑んでいるのだから」という言葉は、プラトンのものとされ、その言葉を表題にした書籍が出版されています。しかし、それは違うのではないかとことからスタートしたこの企画です […]
2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2020年5月31日 AK 新着情報 生き方を妙好人に学ぶ その1 「妙好人」とは、浄土真宗の信者の中にいる一群の人たちのことです。この人たちに注目し記録してきた人もいるようですが、宗教哲学の面から初めて取り上げたのは、鈴木大拙(以下敬称略)です。鈴木大拙著「妙好人」第2版1刷(法蔵館 […]
2019年5月13日 / 最終更新日時 : 2020年6月13日 AK 新着情報 偉人のうつ病について 白隠の場合 江戸時代の禅僧である白隠(はくいん)の生涯を彼に生じた精神症状を合わせてお話ししたいと思います。白隠は、1685年静岡県の東海道13番目の原宿の比較的裕福な家に生まれました。15歳の時に得度して、慧鶴(えかく)と名づけ […]