禁じられた行為の精神分析

 私たちにとって自由とは何でしょうか。自由は大切だと言われるけど。米国には、大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)というのがあるそうです。バイデンも泣いて喜んだらしい。自由について語った米国大統領も確か多いはずだ。「開かれた」というのもよくわからなかったけれど、自由もよくわからない。自由ということが分からないほどおかしくなっているのかもしれない。私の手元には、森博嗣の「自由を生きる 自在に生きる」があるが、これもよかった。

 自由がある一方、私たちはしばしば禁止されます。「禁じられた遊び」では、ないですが、なぜか背徳的な感じもします。そして、禁止はどこかおかしい、笑えてしまう。禁止されているのに、怒りより笑いの方に近い。どうして禁止は笑えるのでしょう?禁止には、人格が現れます。

 よっぽど困ったのだろう。貝を洗われて。貝と足が同列なのもおかしい。貝や足を洗い、ごみを捨てることによって、排水が詰まってしまった。排水でなく、排水管か。園路沿いの足洗い場を使えばよいというのは、親切なお達しだ。そこで、足と貝を洗えばよい。「貝や足を洗わないでください」とは、書きにくい。貝と足を一緒にしないでくれと言われる。貝と足とどっちが迷惑するのか? 難しい。 貝と足といっしょに洗うのもなんだろう。達人だ。

 足を洗うというのは高貴なことだ。足を洗うのは、イエス・キリスト、ガンジー、五木寛之がまず、浮かぶ。それから、やくざもだ。

 テレビの相撲を見ていたら、写ったので、撮りました。花道では、四股、テッポウは、厳禁。どういうことがあったのだろうか? 四股、テッポウは、そこまでしたいものなのか?直前まで効果があるものなのか? しかも、普通、お相撲さんしかしないことだ。そんなにしたいものなら、そういう構造の国技館にしたらよかったのではないか? 現場のニーズに応えるのが重要なご時世なのだから。四股、テッポウをされると誰に迷惑がかかるのか? ブルペンみたいのはなくてよいのか?デーモン小暮はどう考えているのか?自分はあんな格好しているのに、髷(まげ)とかまわしとか、画一的なのはいいのだろうか?どういう論理があれば納得できるのだろう。

 字が切れてますが、「花道では私語厳禁」、「○○を吐くなど一切禁止」。神聖な場所だから。国技だから。どんな私語をするのだろう。誰と? お相撲さんには、こんなに細かい注意をしなくてはならないのだろうか? しかも墨書きだ。 手書きだ。習字のうまい人が頼まれてしまったのだろうか? 国技だからだろうか? ガッツポーズも禁止だ。20代の若者だ。どうして、守れるのだろうか?反動は来ないのか? 従うことによって強くなれるのだろうか? ウインブルドンではどうなっているのか? 通路に禁止条項はあるのか? 素振り厳禁とか書いてあるのか? 紳士の国の英国の競馬場ではどうか? どんなことが禁止されているのか? 具体的であればあるほど面白い。「花道」というのも奥が深い。歌舞伎でもある。格闘技でもやたら長い花道がある。試合の場に来る道程が大切なのかもしれない。首相も官邸内を歩いて来てインタビューを受けたり無視したりする。国会の質疑応答でもマイクまで歩いてくる。ファッションショーでもそうだ。シンクロスイミングでもそうだ。競馬でもそうか。手術を受ける患者さんもそうだ。紅白でも階段を下りてきたりする。サッカーの試合開始時にも列になって歩いて入って来るし、そこを好んで写す。イチローもバッターボックスに入るまでが重要だ。外科医もきっと、手術室に入るまでが重要なんだろう。パフォーマンスを左右するかもしれない。

 精神科医はどうか? フロイトは十分に考えただろう。ハリースタック・サリバンも。診察室に入るまでが大切なのか? 花道の後にあるのが、神聖な場所ということだ。土俵、四角いリング、手術室、センターコート、メインスタジアム、ステージ、祭壇、茶室、診察室、新郎新婦の入場、離陸までの滑走、聖火リレーもそうか。神社の参道なんかどうだ。登山とか、お伊勢参りなんかどうだ。巡礼もそうだ。鬼ヶ島に行くまでが大切なのではないか?

 そうだ、群馬県では、発熱運転×だ。コロナで発熱して運転して事故があったのだろうか。時差出勤は、よく聞く用語だが、発熱運転は実に素晴らしい造語だ。言語新作だ。電気モーターを動かしたら発熱したのではない。「熱があるのに運転するのは危険だからやめよう」というのを4文字にまとめたところがすばらしい。実際このように心に強く残っています。運転していてもこれを見たら注目してしまう。注目しすぎて事故を起こしそうです。しかし、どの提言もまっとうで否定することはできません。

 犬が散歩を禁止されたら何が残るというのだ。犬も口を開けて怒っています。犬には読めないだろうから、犬を連れた人向けだ。正しくは、「ここでは、犬を散歩させないでください」と思うが、字数は限られている。「犬の散歩禁止」は実にインパクトがある。「発熱運転」と同じだ。コロナ禍で、外出禁止になっても、犬の散歩は世界中で許されているところが多い。つまり、犬の散歩は、非常に重要なものだと全世界的に認識されています。最低限の犬の権利、犬権。そうではなく、人が犬を散歩させる権利か。

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