コロナワクチン顛末記 精神科病院の場合

 昨夜、2021年2月12日(金)浦和医師会の説明会3回目がありました。夜の7時半から9時まで。みんな大変です。私は自宅でズームで参加しましたが、会場も合わせると参加者は200人超ということでした。医師会の会長、説明してくださった理事の先生、さいたま市の方、みなさんよく勉強され、的確に説明してくださいました。頭が下がります。

 うちの病院は、ともかく早く職員や患者さんが打てるようにと、B病院になりたいと手を挙げました。はじめは精神病院協会の方でそのあたりの説明がありました。埼玉県内でだいたい20位の精神科病院がB病院になったと思います。しかし、その後、流れが変わって、B病院にならなくても連携型という病院になると自院の職員には自院で打てるというようになりました。私の認識ですと、B病院の中に連携施設があるというように解釈していました。

 その結果、自院の医療従事者に打つだけでなく、一般住民にワクチンを打つことになってしまいました。精神科病院は、昔から、地域に開かれた病院が良い病院だなどというフレーズがありました。でも、地域に開かれた精神科病院とは何かわかりませんでした。しかし、今回、B型になった精神科病院は完全に地域に開かれた病院ということになりましょう。精神疾患の患者さん以外の近所の人がワクチンを打ちにいらっしゃるわけですから。

 しかし、今までは当院はインフルエンザのワクチンも入院患者さんだけで、外部の方にはしていませんでした。自閉的な精神科病院です。それが、ちょっとした判断ミス?から、皮肉にも開かれた病院になりそうです。精神科病院を身近に感じていただくのはありがたいチャンスです。そう考えることにしました。

 浦和医師会には、5つのA病院があります。さいたま市立病院、Jchoメディカルセンター、三愛病院、西部病院、共済病院です。これらの病院はコロナの患者さんを治療しており、まず、最初にディープフリーザーがきます。

 B病院は8病院で、精神科病院は当院だけです。認知症でコロナの人を引き受けてくれませんかという依頼がありましたが、当院は、コロナ感染症をみられる医療機器、検査機器がまったくないので、お断りすることになりました。そのかわり、せめて、ワクチンで貢献したいと思います。

 しかし、病院の職員はどうなることか不安になっています。そりゃそうです。普段の診療だけですら余裕はなく、私もつねにハーハー言いながら、仕事をこなしている状態です。他の職員も同様でこれ以上仕事が増えて大丈夫なのかということです。それに問い合わせの電話がたくさんくるのではないかなどの心配もあります。

 しかし、住民接種については、さいたま市のシステムで申し込むそうですし、そちらでは電話でも対応できるようにして、医療機関側に問い合わせが殺到しないようにしてくれるようです。

 あとは、病院内の接種場所ですが、密になってもいけませんし、順路、場所を考えているところです。精神科病院は、こういうことには対応していない設計ですから十分な形がとれるとは思っていません。可能な限りの方法で行うということでしかたないと思います。また、決して、精神科の機能を落としてまで、することであってはいけないと思います。精神科の方は通常どおり維持するのは当然です。

 精神科病院でもコロナのために、昨年から、作業療法の中断や人数制限、デイケア、訪問看護、外来でも、患者が減少し、薬を送るとか、長期処方にするなどで収入は減っています。収入を維持し、雇用を維持するためにも、良いことなのかもしれません。

 さて、このところ、ファイザーの1本のバイアルから、何回分の注射ができるのかですが、それが、6回から5回に減りました。昨日の説明会ではっきりと言われました。0.3mlの量を筋肉注射するのですが、実際に打つ時どうなっているかですが、実は、0.4mlを注射器に取り入れます。このとき、目盛りは、0.3mlを指します。これを押し出したときに、注射器と注射針の間の空間に0.1ml残るのです。つまり、0.4ml吸って、使えるのは0.3mlなのです。これが、ほとんど無駄のない注射器ですと、0.33とって0.3ml打てるとか、そうなるのだと思います。この0.1mlというのは分かりやすく示した数字です。

注射器 インクを吸って、ピストンを押し出した

 まあ、そんなことが今わかるのですから、相当に混乱はしています。実際にやってみなければわからない、という点もあると思います。もちろんできる限りきちんとした準備をするのは当然ですが、実際の過程で工夫して修正していくということになるのではないかと思います。(2021年2月13日)

拡大したもの インクが残っている

 上の注射器を見てください。わかりやすいようにインクを吸ってみました。ピストンを押し出しましたが、針とピストンの間にインクが溜まっているのがわかりますね。これが無駄になってしまうわけです。

2月15日(月)病院に、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する医療機関向け手引き(初版)が来ました。しかし、40ページもあります。これを読み込まなくてはいけない。また、これを何人分コピーして読んでもらえばいいのか。コピーにも時間がかかるし、17時以降でないとコピーできないでしょう。今週は月曜日に行動制限委員会、火曜日は特別支援学校に行って相談会、水曜日は病棟連絡会で夜は精神医療審査会、それとワクチンのV-sysへの登録、木曜日は設計会議、金曜日は午前に地鎮祭と夜は講演会座長、今週はたいへんです。

 ネット上のシステムが本日できたので(本日の朝にはまだできていなかった)、昼にワクチンの「委任状」を作成。浦和医師会の午後便で提出することとしました。この委任状の説明だけで書類が相当あった。読み込むのに苦労する。作る方は何倍もたいへんだ。これで、V-sysのお知らせが来るはず。いつ来るのでしょうか。夕方、看護部長らと話し合って、ワクチンを取りに行く人2人を決め、ワクチンのシリンジへの取り込み、注射の要員として、看護師を各病棟から2人ずつ選んでほしいと伝えました。あとは、簡単な説明文書の用意をしなければなりません。

 夜は、病院の外来でどのように並んでもらい、どこで問診し、どの部屋で打つのかを図にしてみました。いくつかのパターンを今まで考えていたのですが、精神科の患者さんとワクチンの患者さんを分けるということを重視しました。しかし、完全にはできません。だから、互いに知り合ってもらうのもいいのではないかという気もしてきました。開かれた病院ということになるとそうなるのかもしれません。しかし、警察官と来院し手錠を掛けられているかたもいますし、大声を出す人、独り言を言っている人などいろいろな方がいらっしゃいます。精神科病院には打ちに誰も来ないのではないかという気もしてきました。どのような発見があるか楽しみでもあります。(2月15日)

 来週の金曜日2月26日に、接種にかかわる職員、看護師20人、薬剤師3人、事務員2人に説明することとしました。まずは、職員への接種をうまくやってみなければなりません。そこで、問題点を探って、本番に備えるということにしたいと思います。

県予約サイトのお知らせのメールが、県のワクチンチームから来た。県からということは、医療従事者の方の情報です。住民接種の方は、さいたま市なので別です。この辺の所がわかりにくいですし、システムも違うので混乱してしまいますが何とか。(2月16日)

 本日17日から、医療従事者のうち、一部の方たちに接種が始まります。

今日の17時過ぎに、看護部長とリワーク主任に手伝ってもらって、ワクチン注射の接種場を考えました。やはり、入院患者との接点があると感染の危険もあるので、新館食堂をパーティションで区切って、予診、接種、観察をするのが良いかなと考えました。あす。パーティションを注文しないと。連絡会議で、ワクチン接種のことを管理職に説明しました。

 しかし、今日は、V-sysの通知が来ると思ったのに、まだ来ない。早く来てください。名簿はできています。

 夜、9時までこころの健康センターで精神医療審査会。センターの職員の方々も遅くまでたいへんです。しかし、日中に集まれるわけもなく、夜になります。80件以上の審査。退院請求も多い。来週は、リモートで全国精神医療審査会長会議。リモートだけれども、こころの健康センターにいかなくてはなりません。家→車→病院→車→こころのセンター→家(2月17日)

昨日の夜18日(木)埼玉県のワクチン医療従事者向け予約システムのお知らせが来た。港区芝公園にあるエンパワーヘルスケアというところから。県が民間委託しているらしいです。EPARKというソフトを使うということらしいです。あらためて、県から予約システム設定に関するお知らせが通知されるとのことです。マニュアル(18ページ)を印刷して読んでみましたが、何か自分がやろうとしてきたこととそぐわない気がします。私は、当院の職員200ほどと外部の医療従事者12人が受けられるようにすればいいのですが、かみあうのでしょうか?EPARKとは、芝公園(東京タワーの下にある公園)から名前をとっているのですね。会社がここにあるので。

 なお、浦和医師会からの「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する医療機関向け手引き2月12日版」は、56ページ

 「ファイザー新型コロナワクチンに係る説明資料」は、38ページ、そのほかに、

ワクチン「コミナティ筋注」の効能書き3ページ、「コミナティ適正使用ガイド」22ページ、「コミナティ筋注に係る医薬品リスク管理計画書」17ページ、「新型コロナワクチン コミナティを摂取される方とそのご家族へ」8ページ、これだけで、144ページ。ほかにも、輸送の方法とか委任状の作り方とかのマニュアルが各方面からやってくる。さらに、厚労省の「新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について 自治体説明会①令和2年12月18日厚生労働省 健康局 健康課 予防接種室」は、カラースライド何と87ページ。

 なお、コミナティ(COMIRNATY)という名前の由来ですが、コロナのCO、修飾のmodificationのM、RNAワクチンのRNAなどを組み合わせたものでしょう。

 また、一昨日には、埼玉県精神科病院協会から、2月26日にオンラインで県の感染症対策課と医療整備課の担当者の説明会があるとのことです。そこには、「今後、会員病院の職員の皆様や患者の方々への接種が順次開始され、さらには一般の方々へと進む予定です」と書いてあります。(2月19日)

注射器の中に薬液が残ってしまうという事実は、たいへんな問題を引き起こします。まず、1つのバイアルで6人できるはずのものが5回になるということになるのです。1つのバイアルを国はファイザーからいったいいくらで買っているのでしょうか?どこにも書いてないようですし、国によって価格の違いがあったらたいへんですし、どうなっているのでしょう。仮に1回接種で1、000円で買っているとしましょう。ファイザーだけではないのですが、仮にファイザーのみ、16歳以上の国民が2回受けたとして約2億回。1,000円×2億回で、2、000億円。ところが、これが割り増しくらいになるので、2,400億円。つまり、400億円くらい余計にかかることになる。2000円で買っているとしたら、800億円です。当然、税金が投与されます。注射器を作るメーカーにはたいへんな仕事が舞い込むことになります。しかし、国の偉い方たちやファイザーの方々は、注射器のことをどう思ってたんでしょうか?日本には当然あると思っていたのでしょうか?日本に注射器がないために、ファイザーは結果的に400億円増収になってしまいます。専門家の方たちも余り気にしなかったのでしょうか? 真相はどこになるのか?生理食塩水で少し薄めて、一人当たり0.5ml打つことにしたらどうか?

 極端なことを申し上げましょう。400億円を無駄にしないとしたら、昔覚せい剤でやっていたように回し打ちをする。大きな注射器に何人分も吸って一人ずつ打つ。もちろん、感染の危険がありますのでできません。次の方法。0.3ml打つために、実際は0.4mlくらい吸っているわけですが、0.3mlしか吸わないことにする。そして、あと0.1ml以上の空気を吸います。そして、注射器の針を下にして、注射器をコツコツと叩き、エアをシリンジの上部にためます。被注射者には、腕を水平にしてもらい、上から上腕三頭筋に注射します。もし、正確に0.1mlのエアなら、最後までピストンを押し込めばちょうど良い量が入ります。多少エアが筋肉内に入っても問題ないでしょう。

 これらの方法の中で、もっとも現実性が高いのは、生理食塩水で薄めたものを注射することでしょう。もともと、1.8mlの生食で薄めるので、バイアルの中に入るかどうかはわかりませんが、計算の上、もっと多めの量を入れて多めに注射することで6人に打てるようになるのではないでしょうか。

 これらのことを考えるのは冗談ではありません。国の予算だからと、少し鷹揚すぎるのではないでしょうか。その付けは必ず弱者にやってくることになるのではないでしょうか。もっと、深刻に考える必要があると思います。

 この注射器の薬液の無駄は、コロナワクチンにとどまりません。
 精神科で使われるゼプリオンTRI 525mgですが、1本 2.625ml で 135,000円くらいします。統合失調症の治療薬としては再燃防止の観点からもっとも望ましい薬剤の一つです。注射針は、一般のものを用いますので、やはり注射液が針の付け根の部分に余ってしまいます。0.1mlだとすると 5,143円、0.2mlだとすると 10,286円になります。さあ、これらの金額はだれが負担することになるのでしょうか。ゼプリオンTRIは約12週間効果が持続しますが、1日当たり、50円から100円程度が無駄になっている可能性があります。発展途上国だと命をつなげる金額になるかもしれません。

しかし、無駄というのを最大限に減らそうと取り組むことにエネルギーと金銭を注ぎすぎては意味がなくなってしまいます。バランスの問題となります。3か月に0.1ml無駄になるのは、悪い事ではないかもしれません。

普通の針をつける

高価な注射薬であるオブジーボ20mgは、2mlに含まれており、価格は3.5万円ほどですが、注意書きには、使用時に無駄になってしまうので、2.2mlにしてあると添付文書に書かれています。10%増しなのです。つまり、3,500円分毎回捨てているわけです。オブジーボの場合は、ゼプリオンに比較して、使用料も多いですし、年間3、500万円になることもあるようです。最大、この1割が無駄になってしているとすると350万円です。これは、ちょっと辛いところです。(2021年2月21日)

中身は2.2mlです

 1月20日付けで、日本精神科病院協会の山崎學会長が、田村厚生労働大臣あてに、「新型コロナウイルスワクチン接種の接種順位に関する要望」を提出したそうです。それによると、1月19日現在、107の精神科病院協会会員病院でコロナ患者が発生。クラスター発生病院は30以上だそうです。このような事情から、優先接種対象である「基礎疾患を有する者」から除外しないように要望したものです。

 基礎疾患の内容については、BMI30以上の肥満、慢性の呼吸器疾患、心疾患、糖尿病などになるのでしょうが、自己申告制にするらしいです。いったい、どのくらいの数になるのでしょうか。一方、第2便で送られてきたワクチンは、第1便と合わせてまだ、45万人分です。注射針の件を含めて、日本の対策は、決してうまくはいっていないと思います。みんな一生懸命してくださってはいますが、いろいろな種類の災害に対するリスクマネイジメントがうまくはいっていませんね。

 国としては、一刻も早く、多くの国民にワクチンを打ちたいところですが、製薬会社は、普通に考えれば、生産ラインを長期に稼働させたいところでしょう。何か目標が微妙にずれてしまうようなきがします。

 また、薬液が無駄にならない注射器、注射針は、今後、高価な薬剤の注射には大いに使えるようにしてほしいです。どの立場の人にもいいように思います。しかし、上述しましたように、それに時間とエネルギーと金がかかりすぎない方法でできるのならです。(2021年2月22日)

 話はもとにもどりますが、ファイザーのワクチンは、1バイアル当たりいったいいくらで日本は購入しているのでしょうか?国によって値段が違うのでしょうか?金を多く払えば、早く獲得できるのでしょうか。この値段についてどなたも発言してないのが不思議です。河野大臣に「1本いくらで買っているのですか?」と誰も聞いていません。タブーなのでしょうか。

 それから、昨年の年間死亡者が138万人で11年ぶりに、死者が減ったとのことです。しかも1万人ほどもです。コロナ対策の副次的な効果として減ったのでしょうけれど、これをどう考えればいいのでしょう。もっとも単純に事実を表現するなら、「2020年は新型コロナウイルスがまん延した。その結果、日本の死者数は減少した」。(2021年2月24日)

バルナケア社の注射器 ピストンの先が出っ張っている

 本日の情報ですが、イギリスの医療機器会社バルナケアは、コロナワクチンを1バイアルから6回の注射液を取れる注射器を日本にも提供できるとのこと。たいへんありがたいことですが、いったい日本のメーカーはどうなってしまったのか。国や専門家は、注射器、注射針の問題に気が付かなかったことばかりでなく、メーカーがリカバリーもできないということはどういうことでしょうか。死ぬ気でがんばって作ってやるというメーカーもないのでしょうか。実際にないから、テレビのドラマでもてはやされるのか? 日本は想定力、工業力、対応力、スピードでも劣化してしまったのでしょうか?

 コロナというのは、不思議です。この敵に対してどう戦うことができるかということに、その国の今のさまざまな力が表現されてしまいます。交渉力では、イスラエルの勝ち。ワクチンの製造という点では、アメリカそして、巨大製薬会社。恩着せ力では、中国。明確な政策という点では、台湾。隠ぺい力で北朝鮮。コロナウイルスに強いという点で東洋人。戦争をする時のデータになりそうなくらいです。いや、アメリカや中国は各国の対応力のデータをとっているのかな。

 中国が生物兵器を作成したとする。それに対抗して、大砲を作ろうとするが、研究費は米国や中国の1/10しかないし、給料も安いので人材は流出して、作れない。同盟国のアメリカから、大砲を購入しようとするが、順番だから少し待ってくれといわれて、当てが外れる。ようやく少し手に入ったが、日本のタマが大砲に合わずうまく使えない。日本のタマ製造会社は、新しいタマを作るのに半年かかりますという。困っていたら、イギリスが日本の分まで、いいタマを生産できますというので、値段は張るが分けてもらう。そんなかんじでしょうか。何とかいいところも見たいものです。

 ワクチン接種がうまく進むかの現在のポイントは、ワクチンを順調に入手できるか、獲得できるかということが一番のように思います。他国より大金を取られて、なかなかワクチンが来ないということにならないといいのですが。7万円で何を食ったかなんてどうでもいいのではないか? 忙しい加藤厚生労働大臣に、「和牛ステーキ、海鮮と聞いております」なんて言わせなくてもいいのではないでしょうか。(2021年2月24日)

接種会場の準備をしました。長年使わないものが置いてあったので、数人で少しずつ整理。使わないものは処分しました。「問診」、「待機場所」などの表示も作りました。待機時間中にみる映像も準備。13時から、リモートで埼玉精神病院協会、県の方の説明会あり。少し、わかってきたが、ワクチンの供給量が少ない、遅いことが問題です。16時からは、15分だけ、看護師20人ほど、薬剤師、事務、社会復帰課の方々にワクチンの説明をしました。ワクチンのおかげで、物の整理や処分ができ、一つのことに向かっていく連帯感も得られたのは良いことかもしれません。(2021年2月26日)

日経新聞夕刊 2/27

 昨日の日経夕刊に、このような記事が掲載されました。(昨年、朝日から日経にしました。もう、耐えられなくて)FDAは、ファイザーのワクチンを通常の冷凍庫で2週間保存可能としたようです。これが日本でもよいとなれば、また、方法が少し楽な方向に変わりますね。これとは別に、明日、3月1日は、新しい展開があるはずです。ついていけるかな。ワクチンの待機時間に見ていただく、自然系DVDをネットで購入。今日、映像、音声のチェックもしました。家にあった「明日に向かって撃て」のDVDで。(2021年2月28日)

その後、V-SYSのIDとかパスワードとかが届いていない。その場合、EPARKに聞いてほしいとのことなので、11時40分に電話してみるが、担当者から折り返すということで待っている。県のワクチンチームにも電話してみた。当院はB病院で、V-SYSにリストを登録して予診票を発行してくれとなっているが、いつなのか?どうやるのか?と聞いてみました。それは、IDが届いてからしてくださいということでした。いつ届くのですか?ときくと、それはまだわかりませんとのことである。というわけで、今日は今のところ、何もわからない状態です。(2021年3月1日)

予診票

 コロナワクチンの予診票です。本日、メールに添付されて送られてきました。こういうことがチェックされます。医療従事者は、予診票、おそらく氏名、住所の入ったものを自院で印刷することになりそうです。その他にも多くのマニュアル、V-SYSマニュアルは70ページくらい。こういうマニュアルが、一度も使われないままに改定されるのはやめてほしい。不思議です。

 「ワクチンの供給についてのお知らせ」が医師会から来ました。それによると、3月の2週までに、3箱(195バイアル×3=585バイアル=約3、000回分)のみで、医師会として「大変困惑しております」とのこと。管内の医療従事者分の2割にも満たないとのことです。これは、A病院5か所で消費されますので、B病院などその他の医療機関は、その後になりますので理解してくださいという内容です。4月12日に高齢者の接種が始まると河野大臣は発言しましたが、その時点で、多くの医療従事者が1回も打てない可能性もあります。一般住民はもっと後です。日本であること、致死的な病気でないことが幸いですが、そうでなかったら、暴動が起こってもおかしくないでしょう。

 政府としては、ワクチンの供給が間に合わないということはわかっていたのではないか。ファイザーとの約束は、2021年内に何本ということですから。しかし、一方では、すぐにワクチン接種ができるという期待もありましたから。うまくいかないことが分かっている仕事を少しとんがっている河野大臣にやらせるようにしたようにもみえます。河野大臣は、どう対応していくのでしょう。(2021年3月2日)

 昨夜22時53分に医療従事者向け優先接種予約システムを運用しているEPARKからメールあり、「設定依頼代行シート」がまだ、貰ってないので、送ってくれというもの。聞いたことがあるようなないような。メールを検索してみると、埼玉県のワクチンチームからの指示が見つかる。何とかエクセルシートを完成させて、EPARKに添付で送った。しかし、23時近くのメールだ。相当大変です。また、このシートも本当のことをいうと意味不明の所もある。しかし、しかたがない。十分にわからないままに出してみました。それから、EPARKの管理画面、簡易操作マニュアルというのを印刷した。これも18ページあります。しかも、バージョン06だという。各種マニュアルは、300ページを超えたでしょう。理解するのが困難。また、当院の職員を優先的に入れる方法がわかりません。(2021年3月4日)

 埼玉県医師会からの3月6日の情報では、埼玉県の医療従事者は23万人で、とりあえず来るワクチンが4万人分です。ディープフリーザーを置くA病院が79か所ですが、そのうち、42か所だけにワクチンが届けられるということです。

 3月4日にEPARKに出したエクセルシートを添付したメールですが、返事は来ていません。あれでよかったのかどうかもわかりません。不安になります。(2021年3月8日)

 出ました。テルモ、7回打てる注射器です。

テルモ 7回打てる注射器

 これが、どれだけの経済効果を現すかですが、日本で2億回注射されるとして、5回しか取れない注射器では、2億÷5=4000万バイアル。1バイアル仮に5000円だとしますと、2000億円です。7回とれる注射器だと、2億÷7=2850万バイアル。値段は、1430億円くらいです。600億円くらい節約できます。日本を救いますね。死ぬ気で増産してほしいと思います。人手がいるなら、アルバイトが無くなった学生とか、飲食店の従業員とかに働いてもらってください。でも、もう、何人分のワクチンを買うというのは、確か決まっているんですよね。それほど要りませんというようになるのでしょうか。日本は人がいいから、一度約束した分は買っちゃうのでしょうか。たくさん打てる注射器が出てきて、「まずい」、と思っている人もいるのでしょうか?

 明日は、東京大空襲のもっともひどかった日からちょうど76年でしょうか。この1日で被災した人が100万人、すべての東京の爆撃での被災者は310万人で死者は11万5千人くらいだそうです。今のところ、コロナの日本の感染者の合計は44万人、死者は8301人。アメリカは感染者2910万人、死者52.5万人。

 太平洋戦争の死者は、日本310万人、ドイツ689万人、ソ連2060万人、中国1321万人、ポーランド603万人、アメリカは29万人で市民はほとんどいないのではないでしょうか。こうしてみると、アメリカのコロナは、アメリカにとって未曾有の大災害でまちがいがないようです。戦争で日本はアメリカの10倍死にましたが、アメリカはコロナで日本の50倍死んでいます。(2021年3月9日)

本当に待っていればいいのか不安になり、県の保健医療部ワクチンチームに問い合わせてみました。こちらが、B病院であることを伝え、今の段階ですることは?と聞きました。まだ、国がB病院にはV-SYSのIDを割り当ててないので、止まっているとのこと。名簿を作って待っていればよいとのことで一応安心しました。しかし、EPARKとの関係がどうなっているのかわからず不安は残ります。(2021年3月10日)

来ました。いきなり来ました。メールが厚生省から、V-SYSのIDとパスワードが。そして、厚生省がワクチン接種システムを委託したのが、米国大手のセールスフォースだということがわかりました。認証はIDとパスワードと毎回メールで送られてくる確認コード。セールスフォースからのメールには、パスワードを24時間以内に変更しないと消滅するようなことが書いてある。007のようです。しかも許されるパスワードは英、数、8文字以上、大文字と小文字、その他の複雑な文字#なども入れる必要があります。

セールスフォースによるV-SYSホーム

 ここで、V-sysのマニュアル(優先接種用)をやはり印刷。55ページ。さっそく、接種医師のメールアドレスなどを入力して登録。申し込みの仕方はwebのみとしておき、駐車場は3台にしておきました。よくわからないところがありますが、気にしません。(2021年3月11日)

 V-SYSを立ち上げ、マニュアルを読んで、当院職員の予診票を印刷する。まず、作っておいたExelファイルをCSVに変換。それを読み込む。それをPDFにして、一人2回分の予診票を印刷する。そのままやっていくと表裏の両面印刷になってしまうが、それでいいのか、電話で問い合わせました。問い合わせ先は番号だけでどこだかわかりません。その結果、片面印刷とのこと。446枚の予診票を印刷。それをもう一度プリンターにセットして、医療機関コード10桁と病院名、0.3mlというのを446枚にもう一度印刷。何で印刷できるようにしてくれないのかな。やっとできたが、それでも数枚のミスプリがある。もう一度印刷して何とかできあがりました。

 7回打てる注射器は、河野大臣によると政府が積極的に調達するのではなくなったらしい。理由は、インシュリン注射をしている糖尿病の患者さんの治療に支障が出るといけないということです。何人分ということで買っちゃってますから、そういういろいろな力や忖度が働いてしまいます。(2021年3月12日)

埼玉県医師会からの情報では、河野大臣が5月前半には2回分を含めた医療従事者分(480万人分)のワクチンが配送が完了できるとしたようです。浦和医師会からの情報では、医師会内には1.3万人の医療従事者がいて、A病院のさいたま市立病院とJCHOメディカルセンターで優先接種が始まっているようです。その後、西部総合病院、三愛病院、共済病院と進んでいくようです。B病院の当院は、4月のいつからからでしょうか。また、県の医師会では5日一接種用の注射器で始まると言い、浦和医師会では7回の注射器もと言い、どうなるのでしょうか。
 本日は、印刷した予診票をすぐに配れるように、看護部長と病棟、部門ごとに分類、さらにミスプリを修正。再発行などを行いました。V-SYSにも少しだけ慣れましたが、それでも難しい。先日、自分で初めて行ったe-taxもかなりの苦戦をしました。デジタル化はいいのだけれどもスムーズにいかないです。年長者にはたいへんに難しいです。家庭内の上下関係が変わってしまいます。デジタル化は下克上の武器ともいえるようです。

 こんな背景を作りました。この前でズームをやりましょう。謝罪に使うのは嫌です。何で、みんなこのような市松模様の前でしゃべるのだろう。(2021年3月16日)

 本日、県のワクチンチームからメールがあり、当院でワクチンを接種する予定の当院以外の医療従事者12人の名簿が届きました。(2021年3月17日)

 ワクチン製剤「コミナティ筋注」の供給の現状ですが、医師会からの連絡によりますと、3月16日の時点では、浦和医師会管内のA病院の65%分のみで、B病院にはいきわたっていません。今後の見通しですが、4月12日の週と19日の週に全国400箱は、同時に6回打てる注射器とともに配布され、全国の医療機関の従事者にも十分いきわたるということです。195本×2400箱×6回=約280万回分。だけど、現在の医療従事者は、480万人とされています。足りるか少し心配です。12日の週に供給され始めるようですから、これを信じるなら、4月19日の月曜日に当院など全国の一般医療機関の医療従事者に接種が始まる可能性が一番高いように思います。5月10日の週には2回目のワクチンが供給される見通しだそうです。その後に、高齢者等の接種が始まるものと思われます。終わり始める国もあるので、だんだん加速するのでしょうね。夏休みの時期に、国民の多くが終了しているか、まだまだかで、経済がぜんぜん違うでしょう。オリンピックも。7月20日の時点で、日本人の何%が終了しているかということです。アメリカが5月中には終了するとしているので、2か月後には日本でも終わっているのじゃないかな。コミナティ1バイアルの値段が、大きな問題になるでしょう。なぜなら、日本の予算がファイザーに行くのか、レストラン等に行くのか。やはり、ファイザーが日本の浮沈のカギを握っているということでしょうか。科学技術がこれだけ経済に影響したのは、産業革命以来でしょうか?機械、コンピュータ、自動車、電車でも長い期間に渡っての変化ですが、今回のワクチンは短期間のものなのでそれだけすごい影響力だといえしそうです。(2021年3月19日)

先週、埼玉いのちの電話評議会に行ってきました。そこで配られた資料です。

自殺者数(人)増減
2010年 平成22年31690-1155
2011年 平成23年30651-1639
2012年 平成24年27766-2885
2013年 平成25年27283-483
2014年 平成26年25427-1856
2015年 平成27年24025-1402
2016年 平成28年21897-2128
2017年 平成29年21321-576
2018年 平成30年20835-486
2019年 令和1年20169-666
2020年 令和2年21081+812

 1998年から2011年の14年間、3万人台の自殺者数が続いていました。しかし、この約10年、自殺者数は毎年減少してきました。ところが、令和2年には、久々に増加に転じました。812人となっていますが、過去3年間の平均からみると順調なら500人ほど減るはずなので、それを合わせると、コロナにより1300人の自殺者を出していいといっていいかもしれません。もちろん、コロナ感染症による影響と考えられ、特に、経済問題に関する影響ではないかと思われます。経済問題を作ったのは、コロナ直接でなく、外出制限とか、飲食店制限など政策によるものです。

 コロナウイルスによる令和2年の死者数は約3000人くらいでしょうか。コロナウイルスは、コロナウイルスによる死者を3000人作り出し、自殺者を1300人多くし、しかし、年間の死亡者数を約1万人減らしたという構図になっています。前にも述べましたが、コロナウイルスのまん延によって、日本の死亡者数は減少したという結論になってしまいます。なんだかわけがわかりません。

 日本の自殺は、2017年で10万人当たり16.8人。イギリスのそれは、7.5人だそうです。(2021年3月21日)

 また、医師会から情報を得ました。4月12日の週と4月19日の週に埼玉県には、130箱来るようです。このときの注射器は5回分の注射器とされています。これで、医療従事者ほぼ全員が1回目の接種ができるようです。5回×195バイアル×130箱=126,750人分。あれ、埼玉県の医療従事者数はもっと多いのでは?

 2回目分は、5月3日の週と5月10日の週に供給されるということで、2回目の接種も終了します。この時の注射器は6回用だそうです。実際に病院に届くのは週の半ばらしいです。冷蔵保存で5日間なので、月曜日から始められないかと思っています。

 高齢者用ワクチンは、4月5日から入りますが、ごくわずかであり、浦和医師会管内の6つの特別養護老人ホームで試行的に接種されます。本格的には、医療従事者終了後の5月10日以降とされています。高齢者人口は医療従事者の5-6倍いますので、けっこう時間がかかると思います。精神科の入院患者さんはそれ以降ですので、安心できるのは6月か7月かというところでしょうか。(2021年3月24日)

 ずいぶんとさぼってしまいました。それにしても、ワクチンに関するメール、マニュアル、連絡などが多いし、その内容の理解が簡単ではなく苦労しています。しかも、メールで進めたり、ズームの会議でしたりとすると、どうしても各病院で1人になってしまい、処理できないという感じです。共済病院の本松院長からも何度か電話いただいていますが、院長と院長で進めていくようになってしまいます。こういうことは初めてです。ズーム会議でもほとんどの病院の院長が参加し、実際にその病院のワクチン責任者になってしまっているようです。ほかの業務も山積みでしょうにこれはたいへんです。

 まあ、そんな状況ですが、昨日、15日に院内でワクチン接種練習をしてみました。試行錯誤ですけれども、はじめは職員なので、何とかやれるでしょう。一番のポイントは、毎日、ワクチンを使い切ること、無駄にしないことですね。1バイアル6人分とれる注射器が来ますので。0.45mlのものを1.8mlの生理食塩水で薄めて作ります。ということは、びんの中に2.25mlの注射液ができます。0.3mlを6人分ですので、1.8mlになります。ですので、0.45ml無駄にしてしまうことになります。やはり、1人分以上ですね。これだけ捨てることになります。インシュリン用の注射器を使いたくなります。政治だか、企業の意向だとかがいろいろ関係しているんでしょうね。注射器問題は。

 毎日、毎日、6人単位で注射していきますが、最後の日です。余って捨てることは避けたいので、何とかしたいと思います。秘策としては医療従事者の範囲を広げることです。まあ、その前にいろいろなエラー、トラブルが起こり思ったようにはいかないでしょうね。しかも2週目の最終日の金曜日には私はいないですな。(2021年4月16日)

ついにワクチンが昨日(4月22日)に来ました。というか、共済病院に来たものが21日の夕方に三愛病院に届き、それを看護部長らが22日に取りに行って、めでたく、22日の午後から、医療従事者にワクチン接種が始まりました。下の重さ32kgの箱に入って来るのですが、このようなルートできたのは、1日2回しか開けられないなどの制限があり、こうなったわけです。冷凍庫に移しましたので14日間のうちに全部使わなくてはなりません。冷蔵庫だと5日間です。

 中はどうなっているか? 冷凍庫に移してからのものです。1分しか開けられません。15秒くらいで閉じました。ワクチンが倒れてますが、195本の内から155本抜かれて当院に届いたので仕方ありません。取り出す時の時間が限られてますし、別に倒れていても問題ありません。まだ、私は打っていません。接種については、看護、医師、事務の多くの方々の協力で、初日は問題なく終了しました。皆さんが積極的に工夫して、かかわってくれました。案ずるより産むがやすし。来週金曜日までに240人の接種を無駄なく終了させます。ワクチンも40本ちょうど240人分しかないので、まったく無駄にできません。経験から言うと、まかせていれば、みんなの力でうまくやってくれるでしょう。(2021年4月23日)

ということは、院長はただ南面してればいいということでしょうか。しかし、論語の中の南面(役所ではただ南を向いて座っていればいいということ)は、立派な君主の行為のようですので、取り上げるのは気が引けます。できるだけ、ちまちまと働きたいですが、やりすぎるとみんなが迷惑するようですので、適正かつ分相応にしていきたいです。法人名や理念などからは、北辰病院、冨田病院、大宮厚生病院は論語系的、聖みどり病院は仏教系的、センターは理念からキリスト教的なのでしょうか。意味があるということは職員が一つの方向を向くという意味でたいへん良いことだと思います。当院の法人名白翔会は、どういう意味ですか?と先々代の法人化した時の事務長に聞きましたが、特別な意味はないとのことでした。昔、第2産業道路のところが、田んぼで、しばしば、当直の朝にシラサギが来ていたので、同僚はシラサギのことではないかと推測していましたが。シラサギの意味はわかりませんが、特別強そうでもありませんし、知恵も標準的な鳥の水準でしょうしちょうどいいかもしれません。(2021年4月24日)

ついに、本日ワクチンを打ってもらいました。私の場合、少しも痛くなかったですし、数時間たった現在、何の変化もありません。翌日、腕が痛くなる人もいるようですので、左に打ってもらいました。問診もしましたが、予診票の判断で困るようなところはなく、スムーズにすすみました。注射後、手がかゆくなったという人が一人いましたがそのうちおさまったようです。本日3日目でもう100人以上打ったと思いますが、問題となるような副反応の出たケースや休んだ人はいないようです。(2021年4月26日)

接種した日の夜は何の違和感もなく、接種したことを忘れていました。睡眠もいつもと変わりません。翌日の今日は、左腕を動かすと、注射した周辺に少し痛みがあります。上腕三頭筋を収縮させると、つまり腕を上にあげると、痛みがあります。でも、車の運転も問題ないし、痛みを忘れています。発熱、だるさ、頭痛、疲労感なども午前中は特にありません。(4月27日)

昨日、4月30日金曜日、私がV-SYSの担当者になっているので、金曜日は休日にしているところなのですが、軽い気持ちで病院に行きました。しかし、ワクチンが余るような事態になり、出入り業者さんに協力してもらいましたが、その入力と予診票の発行が結構大変でした。人数計算などは看護部長と必死にやり、出入り業者さんへの要請は事務長が行い、この日で、計240人、40本のワクチンを完全に使い切りました。それは本当に良かったのですが、V-sysによると、人数が240人を超えており、登録した人でやらなかった人がいるのですが、それをこれから見つけないといけません。私のやり方がわるいのか、V-sysの名簿は、漢字の音読み順に氏名が並んでいて、それを五十音順にどうもできないし、ほかの名簿と突き合わせることがどうもできないのです。そのため、相当の時間を要してしまいます。

 それから、ワクチンの配送システムが変わるようです。配送センターに注文することになり、それはありがたいのですが、5月下旬に1日ごとにワクチン何本いるかを5月6日までに返事せよというのです。全然予測できません。当院では、65歳以上の入院患者さんにまずやりたいと思うのですが、本当にクラスターの発生する可能性が精神科病院では高いですから。しかし、ぽつぽつと、入院患者さんの自宅に接種券が届いているみたいなのですが、5月26日に何本ワクチンが必要かといわれてもどうすればいいのでしょう?そういう知らせは私のところにしか来ないし、連休明けの5月6日に返事しなくちゃならない。絶対失敗する。どう失敗するかというと、ワクチンを頼みすぎて無駄にする。ワクチンが少なすぎて、早く打ちたい患者さんに打てない。どうなることやら。(5月1日)

ワクチンの価格のことは気になってきましたが、なかなか情報がありませんでした。しかし、ベルギーの外相が追求の圧力に屈したためか、ネット上に公開してしまい、30分後に削除されたことがあったそうです。それによると、1回分当たり、アストロゼネカ255円、ファイザー約1500円、モデルナ1800円だそうです。また、ヘンリー王子夫妻も関係した国際支援団体グローバルシチズンがカリフォルニア州でワクチンのチャリティーコンサートを行ったらしいです。58億円の寄付が集まり、低、中所得向けの国内ワクチン1000万本分を調達する資金の目標額を上回ったとのこと。万回でなく万本が本当なら、1本580円ということになります。これはあり得ないし、万回なら、アストロゼネカということになりますでしょうか。しかし、どこに配るワクチンなのでしょう。米国内ならもう心配いらないのでは?

 それにしても、東京オリンピックを成功させるかどうかは、ワクチンの接種の早さによるのではないか。イスラエル並みに進んでいれば、開催を迷うことはなかったのではないか? このことが政府の方々とか、JOCはわかっていたのでしょうか? もし、IOCが分かっていれば、日本は開催するために早くすべきだという圧力がかかっていたでしょう。たしか、年内に何本調達するという契約でしたね。そうではなく、オリンピック開催までにとか、7月までにという契約が必要だったかもしれません。政治家、事務方は気が付かなかったのか。気が付いてもどうしようもないから言わないでくださいねということだったのか。マスコミも、JOCもそういう論調はなかったように思いますね。オリンピックを開催するために、優先的に日本にワクチンをとファイザーやEUに言ってもだめだったのかな。IOCも開催に責任があるので、口添えしてもいいのではなかったか。そんなことを言ったら、世界中から、それどころじゃないと反発が来るのか?そういうことが少しもわかりませんね。一般国民には隠されているのでしょうか?(5月4日)

 ビル・ゲイツ夫妻離婚。「このままでは互いに成長できないから」資産13兆円。ソクラテスは,あの奥さんあってこそ成長したかもしれない。奥さんの名前なんだったけ?クサンチッペとかでしたっけ?トルストイもそうでしたっけ。日記に奥さんの悪口書いていたのは。だから成長云々は嘘でしょう。しかし,思うのは,資産13兆円は妥当なのかということです。確かに彼にしかできなかったことですので,比較のしようがないと思います。日本はその点地味な方じゃないでしょうか。でも二宮金次郎は,失踪したとき,70両の金を持ってた。大金すぎて宿では預かれないと成田山の宿屋の主人は言うわけです。一方,貧乏な偉人もいますね。顔回にしても。孔子にしても。スピノサやフェルメール。一方,金があったから大事業を成し遂げた伊能忠敬などもいます。良寛は貧乏も貧乏だったけれども,もっと貧乏な泥棒に布団を盗まれましたね。殿様でも豊臣秀吉もいれば上杉鷹山もいるし。科学の発展とか,ワクチンの製造とか,福祉とか,教育とか,金がなければできないこともあるからどうなんでしょう。逆に金があったってできないこともありますね。ワクチンと関係なくてごめんなさい。

 マイクロソフトの社員数は16万8千人らしい。13兆円の内,10兆円を社員に還元したらどうなるか。1人当たり約6000万円です。どう考えたらいいかむずかしいところです。考えない方がいいかもしれません。(5月5日こどもの日)

現在、当院では、医療従事者の2回目の接種を行っています。240人接種するのにちょうど240人分のワクチンです。しかも毎日6の倍数の人数でなくてはいけない。しかも、夜勤とかパートとか早番、遅番などがあって、かなりむずかしい。また、さいたま市では高齢者のワクチンの輸送が、ワクチンセンターからになりました。A病院から分けてもらうよりずっとよくなりました。しかし、約1か月後の必要なワクチン数をシートにしてネット上で送らないといけません。SPIRALというソフトを使ってやらなければなりません。当院のような精神科病院ですと、まず、入院患者の高齢者に接種を行わないといけませんが、住所地に送られる接種券をまず集めないといけません。しかも、さいたま市の場合、年齢が高いほうから接種券が送られてくるから、65歳から70歳という一番入院患者で多い年齢の接種券がいつ手に入るかわかりません。ですから、1か月前に予測するのは非常に難しい。しかも、ワクチン1本も無駄にできないというプレッシャーもあります。今までのソフト?は、医療従事者の予約をするEPARK、国のV-sys、接種記録のVRA、今後の予約のSPIRALとなっています。それぞれのマニュアルがたくさんあるから大変です。一つのソフトでできるようなシステムが同じようなことで必要だと思います。そんな複雑なのを存分に利用できるのは、若者だけでしょう。国やさいたま市などのワクチン担当者を定年まじかの55歳以上にしたらどうだったでしょうか。完全アナログ式になってぜんぜんちがうでしょうね。それでは進歩がないとすれば、高年齢でも理解できる一元化したソフトが求められますね。病院の中もそう。レセプト、電子カルテ、統計、提出書類、研究などが全部できるシステムがあると効率化がはかられますね。(5月17日)

VRAでしたっけ,Ipadのようなものがきました。タブレット,タブレット。これで1枚1枚予診票を読み取るらしいです。さて,4月に打ったワクチンの代金を国からもらわないといけません。マニュアルを見てV-sysで何とかやりましたが,まず,看護部長に240枚の接種済み予診票を市町村別に分けてもらい,東京都が19人いましたが,それも区市に分け,それを私がV-sys上で,上尾市が何人とか入れていくのです。大変めんどうです。v-sysの中には,打った人の住所だって全員分入っているのに,自動的にはできないのでしょうか?今日は外来50人,入院も3人あって,その合間でやらなくてはならなくて,なかなかのものでした。何とか昼飯は断念しませんでした。ともかく,v-sysで各市町村別の請求書を作って,それと予診票を事務長に渡して,あとは送ってくださいとしました。V-sysを使っていいのが私だけのようで,IDとパスを2人に渡したが,入れないようです。なんかいい方法があるのかもしれませんが,このままだと,請求書は永遠に私が発行することになりそうです。次は,VRSだかVRAだかの設定をやらなければなりません。診察の合間にやっていくしかありません。

 ワクチンは,さいたま市の配送センターから来ることになりました。それが当院は,毎週木曜日にだけ来るようです。当初の予定では,当院にもディ-プフリーザーが来る予定でしたが,そうでなくなり,さいたま市に取られたような感じです。でも,その方が楽です。接種には相当多くの医療機関が参加しますが,それでも一つの機関で相当数打たなければ終わりそうにありません。菅総理は早く進めたいが,文句を言う人もいます,遅いと世界の笑いものになるし,急がせると無理だといわれる。医師会は薬剤師に打たれるのは今後のことも考えるとこまるのかもしれません。あらゆる予防接種ができるということになるはずになりますね。(5月20日)

 医療従事者のワクチン接種がどのくらい進んでいるかの医師会を通じてのアンケートがあり回答しました。医師会から電話があり、失念してましたので、あわてて今日送りました。(2021年5月21日)

 医師会からメール。区役所で行う休日の接種の医師と看護師が足りないからと派遣依頼あり、すぐに埋まってしまうとは思いますが、看護部長に転送しました。また、もう一つのメールは、高齢者にどれだけの接種を増やせるかという数字を求められました。しかし、当院の場合、まず、長期入院の高齢者にやらなくては。地域の高齢者と同時にはできません。だから、全く不透明であり、概算しかだせませんでした。6月3日に48人分の高齢者のワクチンが届きますが、それまでに、接種券がご家族から病院にどれだけ送られてくるのか、やきもきしています。(5月22日土曜日)

 一昨日届いたVRS用タブレットを開いてみました。

 ドコモのものです。来年の3月に同じ箱で返却することと書いてあります。これで、1枚1枚予診票を読み取ることになります。パスワードの設定等で30分以上かかりました。まだ、22人の予診票しか来ていません。(5月23日)

 2回目の医療従事者の接種分の請求のために、V-sysで請求の伝票みたいなものを再び作りました。それも印刷で40枚くらいあります。なぜかというと住所地の市区町村別に請求するから。市区町村ごとに、パソコンで、V-sysに入力するのですが、病院の職員の場合、さいたま市がもちろん一番多いのですが、川口市だって、川越市だって、白岡市だって、埼玉県内だけでたくさんあります。東京も19人。しかし、1人1区1枚みたいな感じだから作るのが大変。今後、患者さんだって、いろいろな住所なので、それなりに手間がかかります。在宅の方は、同一市内の接種施設で接種することが多いのでこの辺は楽でしょう。これから患者さんの接種が始まりますが、名前、性別、生年月日、住所などをV-sysに入れなければなりません。どしようかと考えました。病院には電子カルテもどきのものがあり、そこに入院患者一覧がエクセル形式でありますので、それを加工して準備しています。それをうまくV-sysにインポートするのです。それでも、住所が、埼玉県、さいたま市、南区○○と、住所を3つに分けなければなりません。めんどうでしたが、コピーや置換で工夫してやりました。(5月25日)

 昨日、5月27日の時点で30人分の高齢者の接種票しか病院に届いておらず、6月3日に配送してもらうワクチンを8バイアルから5バイアルにスパイラルの表を作り直して、さいたま市のワクチンチームに送りました。そうしたら、しばらくして了解のメールをいただきました。そのまま8バイアル来てしまったら捨てなくてはならなかったかもしれず、ほっとしました。今後も手元に届いた接種票の数によって、ワクチン数を決めることになります。すると、せいぜい翌週のワクチン数しかわかりませんが、さいたま市のシステムだと、だいたい1か月先の必要数を一応届けなくてはなりません。どうしても、変更が必要となります。市もさきざきの国への注文数が決まってないと困るのでしょう。しかたないです。(5月28日)

 コミィナティの使用上の注意が改訂され、16歳以上の接種が12歳以上に変わりました。いろいろなところがどんどん変わります。(6月2日)

 本日、予定通り、はじめて、さいたま市のワクチンセンターから、ワクチンが届きましたが、8本→5本と修正メールを送り、承りましたというメールをいただいて安心していたのですが、8本届いてしまいました。受け取る人に、本数を伝えていなかったのがわるかったです。でも、2週間あるので、何とかなると思います。来週の本数を5本から2本に変えてほしいとメールを今日出したのですが、また、メールを出し、来週は0本にしてもらいました。受け取る人にも来週はゼロですからと伝えました。
 また、厚生労働省→医師会経由で、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する医療機関向け手引き
(3.0 版)」がメールに添付されてきたのですが、全部で105ページです。何とかならんもんでしょうか。ファイルにも頭にも入りません。(6月3日)

 米国では、接種をすすめるために、打ったら、ハンバーガーあげるとか、宝くじを配るとかもあるようですね。ワクチンの有効性に関する説明でなくて、物でつるという方法、怒る人はいないのでしょうか。国の偉い人たちが話し合って、一般住民に説明したところですすまない、物で釣る方が早い、と決めたんでしょうか。望ましい方向に誘導できるなら、手段はあまり関係ないのかな。さいたま市のホームページに接種機関として当院の名前があるためか、ワクチンに関する電話が殺到したため、ホームページを書き換え、ワクチンは入院患者様以外行っていませんと明示しました。しかし、入院患者さんが終了したら、地域住民にもワクチン接種したいものです。「開かれた精神科病院」がいいとされていましたが、意味不明でしたが、精神疾患の患者さん以外が訪れるならば、開かれた精神科病院と言ってもよいでしょう。(6月4日、当院開院記念日)

 さいたま市ワクチンチームから、7月5日から8月1日配送のワクチン数を6月9日までに報告してくださいというメールがありました。メールの送られた時刻は1:11。皆さん大変なご苦労の中でやってくださっていると思います。しかし、9日までに8月1日までの本数を報告するのは難しい面があります。入院患者さんの高齢者に注射していますが、どれだけ、接種票が届くのか、いつ届くのかということもありますし、ワクチンを捨てることになったら大変だし、かといって、ワクチンが足りなくても困る、また、何回も変更してはワクチンチームの仕事を増やしてしまって申し訳ない、さまざまなことを考えてしまいます。(6月5日)

 昨日、6月8日に、国から頼まれているという業者から、明日にディープフリーザーをお届けしますと連絡があった。たしかに、当院は初めの頃は、ディープフリーザーが届けられるB病院でした。しかし、さいたま市の場合、ワクチンセンターから配送されてくる形に変更になり、もう、フリーザーは来ないのかと思ってました。断るという選択肢もあったかもしれませんが、割と小さいですよ、何とか受け取ってくださいというような感じを受けました。本日、午後に到着しました。ワクチンの箱の小ささからみると、かなりお大きさを感じます。

コミナティの添付文書が変わり、冷蔵で1か月持つということになりました。今の段階では、ディープフリーザーで2か月もち、そこから冷凍庫に出して14日もち、冷蔵庫で31日持つらしい。気持ちが少しだけ楽になりました。しかし、本日が期限で7月分のワクチンの配送を頼みましたが、今の段階では、予測が困難であり、何とかなるだろと進めてみました。(6月9日)

 先日、埼玉精神神経センターの副院長先生とお会いしたのですが、センターでは、もう1万人にコロナのワクチン接種をしたとのことでした。毎年、2万人にインフルエンザワクチン接種をされているそうで、その経験があるので迅速な対応ができているのかもしれません。すばらしい社会貢献であると思います。また、それを実現している組織力、運営力、団結力に脱帽します。院長にカリスマ性のない当院は、よくいえば民主的といえるのかもしれませんが、大事なことが進まないようじゃしかたないですな。何とかしなくては。(6月18日)

 コロナワクチンの予約システムは、「spiral」ですが、7月5日から「サイシード」にかわるとのことです。アクセスが集中しても対応できるシステムらしいです。全国で100以上の自治体が予約システムとして採用しているそうです。サイシードのホームページをみると、パートさんを含めてわずか社員50人だそうです。新宿にあります。また、勉強しないと。(6月22日)

 アクテムラ(中外製薬)が米国で、コロナ感染症の重症者に効果ありとされたそうですね。インターロイキン-6を抑制するとか。であれば、統合失調症とか気分障害の急性期にも効きますね。おそらく。どちらも、インターロイキン-6によるサイトカインストームになっているのではないでしょうか。サナトの患者さんも、そのため、リンパ球が減り、好中球が増え、アルブミンが減り、その後、グロブリンが増え、A/G比が低下しています。これを引き起こしているのは、主にインターロイキン-6のせいだと私は思っています。特に効果的なのは、早く炎症を治めることによって陰性症状の発生や認知機能の低下という後遺症を防止できるのでhないかと思います。悪性症候群にも効くと思います。(6月25日)

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