私は,医師として臨床業務の傍ら,ささやかな研究というか,考察というかをしてきました。これは,とても大学や研究所の水準に達するものではありませんが,医療関係者の方々に何か考えるきっかけを与えることができるのではないかと思い,少しずつ書き進めたいと思います。

わが国の精神医療の歴史Ⅱ ベルツ 呉秀三 身体拘束

お雇い外国人の教え 精神医学の教育がどのように行われてきたかです。明治12年から東京大学でベルツが,愛知医学校(名古屋大学医学部)ではローレツが初めて近代精神病学を講義し...

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わが国の精神医療の歴史 Ⅳ ライシャワー事件

 わが国の精神医療行政、精神衛生法、精神保健福祉法は、精神障害をめぐる事件が起こることにより改正されてきました。事件が起こらなければ変わらなかったのかもしれません。それがいいのか...

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幻聴などの知覚の障害について

 私たち、精神科の医療関係者がもっとも遭遇しやすい知覚の障害は幻聴ですよね。しかも、抑うつ気分や睡眠障害などは、自分で時に軽度の症状を体験することがあっても、幻聴に関してはふつう...

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わが国の精神医療の歴史 Ⅲ 相馬事件 後藤新平

相馬誠胤(そうまともたね)の発病相馬 誠胤 相馬藩藩主,相馬誠胤(嘉永5年1852-明治25年1892)は,相馬藩(江戸時代に旧陸奥の国の現在の福島県浜通り北部を...

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感情の平板化とは

感情平板化または鈍麻 Gefühlsabstumpfung(D), blunted affect(E)とは? 統合失調症において,意欲低下と並ぶ主要な陰性症状に感情鈍...

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膠原病SLEの精神症状

 全身性エリテマトーデスとかループスエリトマトーデエスと呼ばれる膠原病SLEですが、情動面の障害を中心に精神症状が出現しやすい身体疾患です。これは、免疫系に関係する疾患であり、神...

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身体的拘束と犯罪、自殺、平均在院日数の年次変化

これらの図を見てみると、身体拘束や隔離がそのことだけの問題じゃないこと、他の問題と関連があることが分かる。それぞれ、統計学的に有意な相関関係がある...

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統合失調症の社会的予後を予測する因子

統合失調症の社会的な予後はどのように予測できるか検討しました。WAIS-Ⅲの処理速度、符号、視写の点数と予後に相関がみられました。

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不登校の外因反応型類似の経過

 不登校,登校拒否について,ずっと前に研究していました。私が関心を持ったのは,不登校の原因です。しかし,不登校の原因というのはさっぱりわかりませんでしたし,どう話を聞いてもどうし...

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身体的拘束を統計学的に考察する その1

Ⅰ.はじめに 2019年5月23日の朝日新聞の身体的拘束に関する報道に対して意見を述べさせていただきました。今回は、厚生労働省のロクサンマル調査(630調査:6月30日時...

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よく生きるとは自己実現か?

 精神科医療にかかわる方々にむけて若干の考察をさせていただきます。私たちの仕事は,患者さんの人生そのものと深くからんでいます。医療者としてどのような心構えで患者さんに接すればいい...

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身体的拘束を統計学的に考察する その2

Ⅳ.隔離の地域差について 隔離の地域差について調べました。表3に入院数あたりの隔離数を示しました。これは、入院している患者のどれだけが6月30日に隔離をされているかです。...

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身体的拘束を統計学的に考察する その3

Ⅵ.身体拘束を相関関係から調べる 入院数当たりの拘束数が何と相関するか調べてみました。表には示しませんが、病床数あたりの隔離数、保護室÷病床数、カメラ付き保護室÷病床数、...

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身体的拘束を統計学的に考察する その4

Ⅷ.身体拘束と気候との関係 次に、気候との拘束との関係を調べてみることにしました。下図に示した年間晴れ日数は、気象庁のデータから雲量8.5以下の日の日数を晴れとしたときの...

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わが国の精神科医療の歴史Ⅰ 明治初期まで 大雲寺 癲狂院

はじめに 精神医療にかかわる医師やコメディカルは、精神医療の歴史について最小限の知識は得ておくべきでしょう。先人がどのような努力をしてきたかも知りたいところです。そう言っ...

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わが国の精神医療の歴史 Ⅴ 精神衛生行政

 明治6年(1873)文部省の医務課が医務局となり、翌7年(1874)に医制が発布されました。医制(いせい、明治7年8月18日文部省ヨリ東京京都大阪三府ヘ達)とは、文部省が東京府...

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精神科医の考える「因果関係」

はじめに 因果関係という言葉は日常生活の中で、それほど頻繁に用いる言葉ではないかもしれません。しかし、精神科領域の中では、因果関係の問題は毎日のように臨床場面に立ち現れま...

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精神科病院と犯罪 統計学的真実

はじめに 犯罪という言葉が、日常の精神科医療の現場で口にされることは余りありません。精神科は、病気の治療のためにあるのであり、犯罪防止を第一の目的とするものではありませ...

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